ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

アルツハイマー病のラットモデルにて、ケルセチンはうつ病様行動を軽減する: ガレクチン-3シグナル伝達経路の関与

Quercetin Attenuates Depressive- Like Behavior in a Rat Model of Alzheimer’s Disease: Involvement of Galectin-3 Signaling Pathway

要旨:
ストレプトゾトシンを脳室内注射して惹起したアルツハイマー病のモデルラットに、ケルセチンを投与した。ケルセチンは用量依存的に強制水泳試験・高架式十字迷路試験・オープンフィールド試験のスコアを改善して、アルツハイマー病に伴ううつ様行動を軽減した。ケルセチンはまた、血中のTNF-αおよびガレクチン-3(Gal-3)を低減し、Gal-3シグナル伝達の関与を示唆した。