SIRT6蛋白質と基質との相互作用におけるケルセチンの効果: 分子動力学シミュレーションによる洞察
Effect of quercetin on the protein-substrate interactions in SIRT6: Insight from MD simulations
- 出典:
- Journal of Molecular Graphics and Modelling
- 2024
- 130
- 108778
- DOI:
- 10.1016/j.jmgm.2024.108778
- 要旨:
- 分子ドッキングはケルセチンのSIRT6への高い親和性を示し、結合エネルギーは−22.7 kcal/molであった。従ってケルセチンは、SIRT6が触媒するモノADPリボース化において、SIRT6と基質の相互作用に影響を及ぼす。分子動力学シミュレーションは、ケルセチンによるSIRT6/NAD+間の親和性の増強とSIRT6/H3K9結合の減少を示し、ケルセチンの結合によるSIRT6のコンフォメーションの変化を示唆した。