RSウィルス感染症にてケルセチンは、イタコン酸を介して肺マクロファージのM1/M2極性化を誘導する
Quercetin induces itaconic acid-mediated M1/M2 alveolar macrophages polarization in respiratory syncytial virus infection
- 出典:
- Phytomedicine
- 2024
- 130
- 155761
- DOI:
- 10.1016/j.phymed.2024.155761
- 要旨:
- RSウィルスに感染した肺マクロファージにケルセチンを投与すると、IRG1(immune responsive gene 1)を活性化し、コハク酸脱水素酵素(SDH, succinate dehydrogenase)は阻害した。SDHを阻害した結果、クエン酸の代謝物であるイタコン酸が増加した。SDHの阻害はまた、Hif-1α/NLRP3インフラマソームの伝達を抑制して、RSウィルスがM1型に極性化した肺マクロファージのM2型極性化を促した。