ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

FtMYB5/6–FtGBF1–FtUFGT163の調節は、韃靼そばにおけるルチンの生合成を促進する

Regulatory Module FtMYB5/6–FtGBF1–FtUFGT163 Promotes Rutin Biosynthesis in Tartary Buckwheat

著作名:
Haixia Zhao
Mufan Hu
Yue Fang
Yingjun Yao
Jiali Zhao
Yuanbin Mao
Tao Wang
Huala Wu
Chenglei Li
Hongyou Li
Qi Wu
出典:
Journal of Agricultural and Food Chemistry
2024
72
12630–12640
DOI:
10.1021/acs.jafc.4c01399
キーワード:
韃靼そば
FtUFGT163
ラムノース転移酵素
イソケルセチン
ルチン
FtGBF1
FtMYB5/6
要旨:
韃靼そばにて、ラムノース転移酵素をコードする遺伝子FtUFGT163を同定した。遺伝子組換えにてFtUFGT163を発現した大腸菌は、イソケルセチンをルチンに変換する能力を示した。FtUFGT163が過剰発現した韃靼そばは、ルチン含量が大幅に増加した。また、FtGBF1なる転写因子も新規に発見した。FtGBF1がプロモーターに結合すると、FtUFGT163が発現してルチンの生合成を促進した。さらに、ルチン特異的な制御因子であるFtMYB5/6が、FtGBF1を直接活性化することも併せて見出した。