ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

黄葵(Huangkui)カプセルにおける、迅速な化学成分の同定・代謝物の半定量分析・含有するケルセチン誘導体によるタクロリムスが誘発したHK細胞の減少の抑制

Rapid Classification and Identification of Chemical Compounds and Semi-Quantitative Metabolism of Huangkui Capsules and the Protective Effects of Its Quercetin Derivatives against Tacrolimus-induced HK-cell Reduction

要旨:
黄葵(Huangkui)カプセルのUPLC-MS分析は、129化合物を同定し、内74種が新規物質であった。黄葵を投与したラットの生体(血液・尿・便)サンプルより、19種のプロトタイプと123種の代謝物を同定した。ケルセチンの代謝物であるグルクロン酸抱合体とメチル化物の濃度は、腎および腸組織で高かった。これらの代謝物は、クロリムスが惹起した腎近位尿細管上皮細胞HK-2の減少を濃度依存的に抑制した。