ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチン担持した固体脂質ナノ粒子とエトポシドとの組合せは、乳癌細胞MDA-MB-231のアポトーシス効果を増強する

Combination of Etoposide and quercetin-loaded solid lipid nanoparticles Potentiates apoptotic effects on MDA-MB-231 breast cancer cells

要旨:
ケルセチンを担持した固体脂質ナノ粒子(粒径: 104±12.5 nm、ゼータ電位: -25.8 mV)とエトポシドとの組合せを、ヒト由来乳癌細胞株MDA-MB-231に投与した。組合せは、それそれの単独作用時と比べて顕著に同細胞の増殖を阻害した。組合せはBax/Bcl-2の発現の比率を高め、カスパーゼ-3および9を活性化して、同細胞にアポトーシスを誘導した。