ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

メタボリックシンドロームの高齢者における、血小板の機能状態と血液粘度へのケルセチンの影響

The influence of quercetin on the functional state of platelets and the viscosity of blood among the aged people with the metabolic syndrome

要旨:
60~75歳のメタボリックシンドローム患者110名を対象とする、ケルセチンの効果を検証した臨床研究。55名ずつランダムに2分し、片方はケルセチン80mgを含む咀嚼錠を1日3回摂取し、もう片方のグループはプラセボを服用した。3カ月間の服用期間後、血液検査を行った。ケルセチン群はプラセボ群と比べて、血液の粘度を改善し、血小板の凝集を低減した。また、総コレステロールおよびLDLの減少も顕著であった。