ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

可溶性ケノポジン/アルギン酸複合体を基盤とするナノ乳濁液を用いて、ケルセチンを大腸に送達する

Nanoemulsions Based on Soluble Chenopodin/Alginate Complex for Colonic Delivery of Quercetin

要旨:
炎症性腸疾患の治療を念頭に置き、ナノ乳濁液によるケルセチンの大腸への送達を考案した。可溶性ケノポジン/アルギン酸複合体を基盤とし、Tween 80を乳化剤として用いて得たナノ乳濁液に、ケルセチンを封じ込めた。大腸菌およびBacteroides thetaiotaomicronの存在下では、無菌状態と比べてケルセチンが放出され、腸内環境における放出を実現した。