ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

産卵期を過ぎたニワトリの卵質・過酸化脂質・代謝に与えるルチンの好影響

Positive effects of rutin on egg quality, lipid peroxidation and metabolism in post-peak laying hens

著作名:
Leizheng Zhang
Jiangang Gong
Lin Xi
Bowen Yang
Yanshuang Hao
Haihua Zhang
Zhihua Feng
Qian Li
出典:
Frontiers in Veterinary Science
2024
11
1426377
DOI:
10.3389/fvets.2024.1426377
キーワード:
ニワトリ
ルチン
卵質
抗酸化作用
脂質代謝
動物実験
要旨:
産卵のピークを過ぎた49週齢のメンドリを5群に分け、 通常の餌にルチンを添加して56日間飼育した。ルチンの割合は0, 0.03, 0.06, 0.09, 0.12%の5通りとした。ルチンは卵殻の強度を向上し、卵黄が占める割合・卵黄中のコレステロール・卵黄/脂質比を直線的に減少して、卵質を改善した。重要なことにルチンは、血中と肝中の両方で中性脂肪とコレステロールを減少し、腹部脂肪の蓄積を低減した。ルチンはまた、肝中のマロンジアルデヒドを減少し、SODとGPxの活性を上昇して、抗酸化作用を発揮した。同時にルチンは、脂肪酸の酸化に関連する遺伝子の発現を上方調節し、脂肪酸合成関連の遺伝子発現は下方調節した。