ルチンによる乳酸脱水素酵素の阻害メカニズム: マルチ分光法とコンピュータシミュレーション
Exploring the therapeutic potential of rutin through investigating its inhibitory mechanism on lactate dehydrogenase: Multi-spectral methods and computer simulation
- 出典:
- Bioorganic Chemistry
- 2024
- 149
- 107503
- DOI:
- 10.1016/j.bioorg.2024.107503
- 要旨:
- 分子ドッキングおよび分子動力学シミュレーションの結果、ルチンは乳酸脱水素酵素(LDH)の補酵素ドメインに結合し、疎水基相互作用と水素結合が複合体の安定性に寄与している。ルチンの結合によりLDHの二次構造が変化して、α-ヘリックスが減少し、β-シートとターン構造は増加した。アスコルビン酸とテトラヒドロクルクミンは、LDHとルチンの結合安定性を低下した。