ケルセチンのナノ結晶がバイオアベイラビリティを向上する: 安定剤がin vitro/in vivoの性能に与える影響
Quercetin nanocrystals for bioavailability enhancement: Impact of different functional stabilizers on in vitro/in vivo drug performances
- 出典:
- Pharmaceutical Development and Technology
- 2024
- 29
- 551-558
- DOI:
- 10.1080/10837450.2024.2361654
- 要旨:
- ケルセチンのナノ結晶を経口投与するにあたり、安定剤ヒドロキシプロピルメチルセルロースE15(HPMC E15)・ポロキサマー407(P407)・ポロキサマー188(P188)・α-トコフェロールポリエチレングリコールコハク酸(TPGS)・グリチルリチン(GL)の影響を検討した。安定剤は結晶の形状には影響しなったが、水溶性には顕著に影響した。薬物動態のin vivo実験にて、血中濃度時間曲線下面積(AUC)はP188 ≈ HPMC E15 > GL > P407 ≈ TPGSの順番であった。最大血中濃度(Cmax)はP407 > P188 ≈ GL > HPMC E15 > TPGSの順番であった。