ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

アルツハイマー病のモデルラットにてケルセチンは、認知障害・アミロイド前駆体遺伝子の発現・炎症誘導性サイトカインを改善する

Quercetin ameliorates cognitive deficit, expression of amyloid precursor gene, and pro-inflammatory cytokines in an experimental models of Alzheimer's disease in Wistar rats

要旨:
スコポラミンで惹起したアルツハイマー病のモデルラットに、ケルセチンを投与した。高架式十字迷路試験はケルセチンによる不安行動の減少を示唆し、新奇探索試験は記憶障害の改善を示唆した。ケルセチンは、海馬および前頭前皮質中のIL-6とTNF-αを減少して、抗炎症作用を示した。ケルセチンは非アミロイド形成経路を活性化して、アミロイドβを低下した。