サツマイモ由来ケルセチンと酸化亜鉛ナノ粒子との相乗配合: メチレンブルーとコンゴーレッド染料の光触媒作用と生物学的評価
Synergic formulation of Ipomoea batatas quercetin loaded with zinc oxide nanoparticles: photocatalysis of the Methylene blue and Cogo red dyes and biological evaluations
- 出典:
- Journal of Molecular Structure
- 2024
- 1315
- 138766
- DOI:
- 10.1016/j.molstruc.2024.138766
- 要旨:
- サツマイモ抽出物を精製して、ケルセチンを得た。酸化亜鉛-ケルセチン(ZnO-QE)ナノ粒子は、メチレンブルーとコンゴーレッドの染料を分解し、50分間の分解率はそれぞれ92.07%と89.2%であった。また、別途調製した、酸化亜鉛-サツマイモ粗抽出物(ZnO-CE)ナノ粒子の分解率はそれぞれ92.08%と85.27%であり、ZnO-QEナノ粒子と違いはなかった。ラジカル消去活性は、ZnO-CEナノ粒子の方がZnO-QEナノ粒子よりも優れていた。一方、抗菌活性はZnO-QEナノ粒子のみが示した。