ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

食物性フラボノイドの摂取と健康: アンブレラレビュー

Dietary Flavonoids Consumption and Health: An Umbrella Review

要旨:
アンブレラレビューとは、医学研究における複数のシステマティックレビューまたはメタ解析の統合であり、最高のエビデンスレベルと見なされる。各種データベースから得た24件の健康成果を含む、計32件の論文を対象にアンブレラレビューを実施した。ランダム効果モデルを使用して再統合したデータをメタ解析して、フラボノイドの種類毎のサブグループ解析も行った。フラボノイド摂取量と死亡率との間に負の相関を認めた疾病は、II型糖尿病・循環器疾患・乳癌・大腸癌・肺癌であった。一方、前立腺癌と子宮筋腫については正の相関を認めた。