ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

糖転移ルチンは、健常人の低密度リポ蛋白質コレステロール(LDL)値を改善する: ランダム化比較試験

Monoglucosyl rutin, a flavonoid glycoside, improves low-density lipoprotein-cholesterol levels in healthy adults: A randomized controlled trial

著作名:
Yushi Hashizume
Mahamadou Tandia
出典:
Functional Foods in Health and Disease
2024
14
222-235
DOI:
10.31989/ffhd.v14i6.1342
キーワード:
臨床研究
無作為化
二重盲検
プラセボ対照
並行群間
糖転移ルチン
コレステロール
要旨:
健常者56名を対象とする、糖転移ルチンの摂取と血中コレステロールとの関連を検証した臨床研究。ランダム化・プラセボ対照・二重盲検・並行群間で実施した。ランダムに被験者を28名ずつ2群に分け、糖転移ルチン(200 mg/day)もしくはプラセボをそれぞれ摂取した。摂取期間は12週間とし、4週間毎に血液検査を行い、血中コレステロール濃度をモニタした。12週目におけるLDL・総コレステロール・HDLを除くコレステロール値が、 糖転移ルチン群はプラセボ群に対して有意に低下した(P<0.05)。総コレステロール・HDLを除くコレステロール値は、8週目にも群間有意差を認めた(P<0.05)。HDL値に関しては、全期間を通して有意差がなかった(P>0.05)。