ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンを制御放出する、酵素応答性およびpH応答性キャリアとしてのバイオマスで修飾したメソポーラスシリカナノ粒子の構築

Construction and Evaluation of Biomass-Modified Mesoporous Silica Nanoparticles as Enzyme-Responsive and pH-Responsive Drug Carriers for the Controlled Release of Quercetin

要旨:
メソポーラスシリカナノ粒子をヒアルロン酸およびカルボキシメチルキトサンで修飾して、ケルセチンの新規キャリアとした。ケルセチンの吸収率は最大で314.4 mg/gであった。得られたナノ製剤は、ヒアルロニダーゼ濃度100 μg/mLかつpH 5の条件下で、63.73%のケルセチンを放出した。溶血試験およびCCK8の結果は、ナノ製剤の優れた生体適合性を示した。