ケルセチンの放出を蛍光メソポーラスナノキャリアで制御して、脂質生成を抑制する
Controlled Quercetin Release by Fluorescent Mesoporous Nanocarriers for Effective Anti-Adipogenesis
- 出典:
- International Journal of Nanomedicine
- 2024
- 19
- 5441-5458
- DOI:
- 10.2147/IJN.S463765
- 要旨:
- ポリドーパミンでコーティングした蛍光メソポーラスシリカナノ粒子をキャリアとして、新規ケルセチンDDSを設計した。得られたナノ製剤は、72時間で52.92±3.48%のDPPHラジカルを消去して、ポリドーパミン処置しないメソポーラスシリカナノ粒子(44.66±0.57%)とフリーのケルセチン(43.37±5.04%)を凌駕した。脂肪細胞3T3-L1にナノ製剤を投与すると、用量依存的に脂肪の蓄積を減少して脂質生成を抑制した。また、ポリドーパミン処置の有無は3T3-L1中の脂肪蓄積に影響して、1.5倍の差が見られた。