ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

II型糖尿病のマウスモデルにおける多標的薬としてのケルセチンとケンフェロール

Quercetin and Kaempferol as Multi-Targeting Antidiabetic Agents against Mouse Model of Chemically Induced Type 2 Diabetes

要旨:
分子ドッキングの結果、ケルセチンとケンフェロールは糖尿病の標的蛋白質6種(C反応性蛋白質・IL-1・DDP4・PPRγ・PTP・SGLT-1)と高い親和性を示し、多標的薬であることを示唆した。ストレプトゾトシンおよびニコチンアミドで惹起した糖尿病のモデルマウスに、ケルセチンもしくはケンフェロールを投与すると、血糖値を顕著に低減し、血中の中性脂肪とコレステロールを低下し、総抗酸化能は向上した。