ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンを含むトランスエトソームゲルの局所適用: 皮膚浸透と抗菌効果

Rutin-Loaded Transethosomal Gel for Topical Application: A Comprehensive Analysis of Skin Permeation and Antimicrobial Efficacy

著作名:
Mohammed F. Aldawsari
Aftab Alam
Mohd Imran
出典:
ACS Omega
2024
9
27300–27311
DOI:
10.1021/acsomega.4c01718
キーワード:
ルチン
トランスエトソーム
放出率
皮膚透過性
ex vivo
抗菌活性
要旨:
ルチンを含むトランスエトソームゲルを調製し、小胞サイズは160.45±1.98 nm、ゼータ電位は-22.89 mV、ルチンの封入効率は89.99±1.55%であった。得られたトランスエトソーム製剤はルチンを73.61±2.55%放出したが、通常のルチン懸濁液の放出率は34.52±1.19%であった。ラットの皮膚を用いるex vivo試験にて、トランスエトソーム製剤は935.25±10.49 μg/cm2の皮膚透過性を示したが、ルチン懸濁液は522.57±6.79 μg/cm2であった。また、グラム陽性菌における阻止円の大きさも、トランスエトソーム製剤の方がルチン懸濁液より良好な結果を与えた。