ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

抗菌薬および抗炎症薬としてのケルセチン誘導体のin silico設計と合成

In-silico design and Synthesis of Quercetin derivatives as potent Antimicrobial and Anti-inflammatory drugs

著作名:
Manish Kamble
Prafulla Sabale
Vidya Sabale
出典:
African Journal of Biological Sciences
2024
6, Issue 9
103-114
DOI:
10.33472/AFJBS.6.9.2024.103-114
キーワード:
分子ドッキング
ケルセチン誘導体
大腸菌
4Q2W
黄色ブドウ球菌
ゲンタマイシン
COX-2
溶血
イブプロフェン
要旨:
ケルセチンの3位をアシル化した誘導体を4通り想定して、大腸菌の標的蛋白質である4Q2Wとの親和性を分子ドッキングで検証した。ゲンタマイシンと同等の親和性が予測された化合物(構造の詳細は不明)を合成した。得られた新規誘導体は、大腸菌および黄色ブドウ球菌にゲンタマイシンと同等の活性を示した。同誘導体はまた、COX-2のサブグループである1CX2にも親和性が予測された。ヒト赤血球を用いる溶血阻害活性を調べたところ、イブプロフェンと同等であった。