ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

癌の有効な治療選択肢としてのイソラムネチンの実験的な意義を、包括的に分析する

The experimental significance of isorhamnetin as an effective therapeutic option for cancer: A comprehensive analysis

要旨:
イソラムネチンの抗癌作用に焦点を当てた総説。まず、イソラムネチンが癌細胞に選択毒性を示すのは何故か、in vitroとin vivoの両面から考察する。本論では、活性酸素種が媒介する経路・PI3K/Akt/mTOR経路・NF-κBおよびAkt/ERK経路・肥満との関連・各種バイオマーカー・他剤との相乗効果に章分けしてイソラムネチンの分子メカニズムを論じる。また、イソラムネチンの活性を向上するためのナノ技術にも言及する。