動静脈瘻を伴う静脈新生内膜肥厚における、[18F]FDG PETによる間葉系幹細胞・ダサチニブ・ケルセチン併用療法の非侵襲的モニタリング
Noninvasive monitoring of mesenchymal stem cell, dasatinib and quercetin combination therapy with [18F]FDG PET in venous neointimal hyperplasia associated with Arteriovenous fistula
- 出典:
- Journal of Nuclear Medicine
- 2024
- 65, supplement 2
- 242267
- DOI:
- ?
- 要旨:
- マウスの右頸静脈と左頸動脈とを端側吻合して、動静脈瘻を伴う静脈新生内膜肥厚のモデルとした。治療法として、間葉系幹細胞の移植の単独処置と、間葉系幹細胞の移植に加えて老化細胞除去剤(ダサチニブとケルセチンとの組合せ)を投与する併用処置を比較した。治療効果は、[18F]FDGを注射した後の陽電子放出断層撮影(PET)にてモニタした。併用処置群は、単独処置群や対照と比べて顕著に[18F]FDGの取込みが減少して、炎症の軽減を示唆した。