ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

雑種猫の特発性乳糜胸をオクトレオチドとルチンで対処する: 症例報告

Medical management of idiopathic chylothorax in a crossbreed cat with octreotide and Rutin use: A case report

著作名:
Burcu Ezgi Eregar
Elçin Emiroğlu
Özlem Güzel
出典:
Journal of Istanbul Veterinary Sciences
2024
8
148-154
DOI:
10.30704/http-www-jivs-net.1488928
キーワード:
症例報告
特発性乳糜胸
オクトレオチド
ルチン
要旨:
特発性乳糜胸(にゅうびきょう、リンパ管から漏れたリンパ液が胸腔内に溜まった状態)と診断された5歳のメス猫の症例報告。呼吸困難を併発していたため、胸腔穿刺により呼吸ストレスの軽減を実施した。その後、オクトレオチド(0.1 mg/mL, アンプル)とルチン(500 mg, タブレット)で処置を行った。オクトレオチド処置はリンパ液を部分的に減少し、その後のルチン処置でリンパ液を完全に除去した。7か月間の定期追跡調査中に、特発性乳糜胸の再発は見られなかった。