ケルセチンが結合したPSCエクソソームは、バルーン損傷後のラット頸動脈におけるERK・Akt・NF-κBシグナル伝達経路を調節して内膜肥厚を阻害する
Quercetin conjugated PSC-derived exosomes to inhibit intimal hyperplasia via modulating the ERK, Akt, and NF-κB signaling pathways in the rat carotid artery post balloon injury
- 出典:
- Nanomedicine: Nanotechnology, Biology and Medicine
- 2024
- 61
- 102763
- DOI:
- 10.1016/j.nano.2024.102763
- 要旨:
- バルーン損傷における内膜肥厚の軽減には抗酸化作用が有効であることに着目して、ケルセチンが結合したPSCエクソソーム(Q@PSC-E)を設計した。Q@PSC-EはAKTとNF-κBに作用して、細胞の成長を効果的に阻害して、内膜肥厚の軽減を示唆した。Q@PSC-Eを投与したラットにて、AKT・ERK・NF-κBの各シグナル伝達経路の阻害に基づく再狭窄の緩和を確認した。