ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソケルシトリンはNRF1/TFAM経路を介して、酸素グルコース欠乏-再酸素化がSH-SY5Y細胞に誘発した酸化ストレスとミトコンドリア生合成障害を軽減する

Isoquercitrin alleviates OGD/R-induced oxidative stress and impaired mitochondrial biogenesis in SH-SY5Y cells via the NRF1/TFAM pathway

著作名:
Xiuping Li
Yujie Li
KeRui Wang
Sike Qi
Zherui Zhang
Shichang Cai
出典:
Cell Biochemistry and Biophysics
2024
82
2455–2464
DOI:
10.1007/s12013-024-01355-0
キーワード:
SH-SY5Y
酸素グルコース欠乏-再酸素化
イソケルシトリン
酸化ストレス
ミトコンドリア
NRF1/TFAM
要旨:
酸素グルコース欠乏-再酸素化(OGD/R)を施したSH-SY5Y細胞にイソケルシトリンを投与すると、OGD/Rによる酸化ストレスを軽減して、生存率を回復した。イソケルシトリンは、ミトコンドリア生合成に関連する遺伝子の発現を増大し、NRF1と相互作用してTFAMの発現を増加した。NRF1をサイレシングするとイソケルシトリンの効果が打消され、NRF1/TFAM経路の促進が根底にあることを示唆した。