中国の花キャベツにてケルセチンが介在する、塩分ストレス耐性とグルコシノレート含有量の増加に関する、生理学的および分子的ドッキングの洞察
A Physiological and Molecular Docking Insight on Quercetin Mediated Salinity Stress Tolerance in Chinese Flowering Cabbage and Increase in Glucosinolate Contents
- 出典:
- Plants
- 2024
- 13
- 1698
- DOI:
- 10.3390/plants13121698
- 要旨:
- 花キャベツに塩化ナトリウム濃度250 mMの塩分ストレスを与えると、地上部分の長さ・根の長さ・乾燥バイオマスが顕著に減少した。塩分ストレスにもかかわらずケルセチンの葉面散布は、用量依存的にこれらを回復した。ケルセチンはクロロフィルとカロテノイド含量を増加し、薬用成分であるグルコシノレートの産出も促進した。分子ドッキングの結果、ケルセチンは、塩分ストレス関連の蛋白質3種(DREB1・SOS3・STRP)全てと高い親和性を示した。