ケルセチンとビタミンEとの組合せは、産卵鶏の子宮機能とホルモン合成における熱ストレスの影響を軽減する
Supplementation of the Combination of Quercetin and Vitamin E Alleviates the Effects of Heat Stress on the Uterine Function and Hormone Synthesis in Laying Hens
- 出典:
- Animals
- 2024
- 14
- 1554
- DOI:
- 10.3390/ani14111554
- 要旨:
- 120日齢のメンドリを4群に分け、1) 通常の餌のみ、2) 通常の餌+ケルセチン 0.4 g/kg、3)通常の餌+ビタミンE 0.2 g/kg、4) 通常の餌+ケルセチン 0.4 g/kg+ビタミンE 0.2 g/kgのそれぞれで飼育し、同時に1日8時間の熱ストレス(気温: 34±2℃、相対湿度: 50~65%)に晒した。子宮中の抗酸化状態・血中エストロゲン・血中プロゲステロンは、他3群と比べて4)が顕著に高かった(P<0.05)。4)の有意性は、血中および子宮中のカルシウム濃度・Ca2+-ATPaseの発現・カルシウム結合関連遺伝子の発現にも見られ、ケルセチンとビタミンEとの相乗効果を示唆した。