ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

抗酸化作用と細胞保護作用の比較: 麻黄から得た、ケルセチン配糖体 vs. アグリコン

Comparing antioxidant and cytoprotective effects: Quercetin glycoside vs. aglycone from Ephedra alata

要旨:
麻黄よりケルセチン・イソケルセチン・ヒペロシドを単離し、繊毛モデルであるtetrahymena pyriformis (TEP細胞)を用いて、それぞれの活性を評価した。予めフラボノイドを投与したTEP細胞を過酸化水素で刺激して、酸化ストレスの軽減の程度を比較して抗酸化作用を評価した。その結果、イソケルセチンが最も強い活性を示し、マロンジアルデヒドと乳酸脱水素酵素を減少した。さらに、カスパーゼ-3も減少して、酸化ストレスに付随するTEP細胞のアポトーシスを抑制した。