ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ラットにおける慢性腎臓病に関連する骨代謝障害は、終末糖化産物が進行を促進するが、ケルセチンは進行を緩和する

Advanced glycosylation end products promote the progression of CKD-MBD in rats, and its natural inhibitor, quercetin, mitigates disease progression

著作名:
Yujie Wang
Chenggang Hu
Ling Cao
Qi Liu
Ying Li
Tingting Zhu
Dongmei Zhang
出典:
Naunyn-Schmiedeberg's Archives of Pharmacology
2024
397
in press
DOI:
10.1007/s00210-024-03217-1
キーワード:
慢性腎臓病
骨代謝障害
ラット
終末糖化産物
ケルセチン
NF-κB
動物実験
要旨:
慢性腎臓病のモデルラットに終末糖化産物を投与すると、体重の減少・腎機能の更なる低下・腎組織と骨髄の両方における酸化ストレス・骨密度の低下・腎および骨組織と腹部大動脈における終末糖化産物受容体の発現上昇が見られた。しかし、ケルセチンの共投与はこの様な異常を改善した。ケルセチンは血中の終末糖化産物を減少して、同受容体の下流にあるNF-κBシグナル伝達を抑制した。