ケルセチンおよびケルセチン誘導体がラットの腎排泄機能に及ぼす影響
Effect of Quercetin and its Derivatives on the Excretory Function of Rat Kidneys
- 出典:
- Pharmaceutical Chemistry Journal
- 2024
- 58
- 203–208
- DOI:
- 10.1007/s11094-024-03135-9
- 要旨:
- ラットの利尿を最適化した用量は、ケルセチンとルチンが5 mg/kg、ジヒドロケルセチン、ヒペロシドが1 mg/kgであった。これらの最適用量をラットに筋肉注射すると、利尿作用・塩分排泄が向上した。注射前と比べたナトリウムの排泄量は、ケルセチンが141%、ジヒドロケルセチンが203%、ルチンが153%、ヒペロシドが189%であった。クレアチニンクリアランスに関しては、ルチンには変化が見られず、それ以外の3種が改善した。