精製したエピカテキンとケルセチンの摂取は、(前)高血圧成人の内皮機能不全と水溶性E-セレクチンに影響を与える: 無作為化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験
Supplementation of the Pure Flavonoids Epicatechin and Quercetin Affects Some Biomarkers of Endothelial Dysfunction and Inflammation in (Pre)Hypertensive Adults: A Randomized Double-Blind, Placebo-Controlled, Crossover Trial
- 出典:
- The Journal of Nutrition
- 2015
- 145
- 1459–1463
- DOI:
- 10.3945/jn.115.211888
- 要旨:
- 40~80歳の肥満傾向にある健常者37名を対象とする、フラボノイドの服用と内皮機能不全バイオマーカーとの関連を調査した、二重盲検臨床研究。臨床デザインとして、第一服用期間4週間/ウォッシュアウト4週間/第二服用期間4週間/ウォッシュアウト4週間/第三服用期間4週間で構成する。3種類の服用期間には、イソケルセチン 160 mg/day、エピカテキン 100 mg/day、プラセボのそれぞれをランダムに割り当てた。イソケルセチンは、水溶性E-セレクチン値(P=0.03)・IL-1β値(P=0.009)・炎症のz値(P=0.02)を有意に改善した。一方、エピカテキンは、水溶性E-セレクチン値を有意に(P=0.03)減少させたが、内皮機能不全のz値の変化に有意差はなかった。