ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ベルベリンが誘発した便秘における、腸内細菌叢の調節を介するケルセチンの効能と分子メカニズム

Efficacy and Molecular Mechanism of Quercetin on Constipation Induced by Berberine via Regulating Gut Microbiota

著作名:
Mengyao Cui
Ying Li
Tingting Zheng
Huan Chen
Jinrui Wang
Yifan Feng
Hanyi Ye
Zhengqi Dong
Geng Li
出典:
International Journal of Molecular Sciences
2024
25
6228
DOI:
10.3390/ijms25116228
キーワード:
ヨウシュンシャ
便秘
マウス
ケルセチン
腸内細菌叢
動物実験
要旨:
ヨウシュンシャ(陽春砂, Amomum villosum)は、中医学にて便秘の治療に用いられる。ベルベリンで惹起した便秘のモデルマウスにヨウシュンシャの主な成分を投与した結果、有効成分はケルセチンであった。更に、ケルセチンによる用量依存的な便秘の改善も確認した。ケルセチンは便秘マウスの腸内細菌叢を整え、5-ヒドロキシトリプタミンと血管作動性腸管ペプチドを低減し、カルモジュリンとミオシン軽鎖キナーゼの発現は上方調節した。