ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

II型糖尿病ラットにイソラムネチンを投与した際の、糖尿病性腎症に関連するオートファジー遺伝子のエピジェネティクな調節

Epigenetic modulation of autophagy genes linked to diabetic nephropathy by administration of isorhamnetin in Type 2 diabetes mellitus rats

要旨:
II型糖尿病のモデルラットに、イソラムネチンを投与した。空腹時血糖値と脂質プロファイルが改善されると伴に、腎組織のオートファジー関連遺伝子(FYCO1・ULK・TECPR1・WIPI2)の発現が増大した。イソラムネチンは、miR-15b・miR-34a・miR-633を抑制して、オートファジー遺伝子を活性化した。よって、糖尿病性腎症における保護効果は、オートファジーが寄与することを示唆した。