ケルセチンは、低圧性低酸素症が誘発した腎炎を予防する
Mitigation of hypobaric hypoxia induced renal inflammatory alterations by Quercetin prophylaxis
- 出典:
- Journal of Traditional and Complementary Medicine
- 2024
- 14
- in press
- DOI:
- 10.1016/j.jtcme.2024.06.008
- 要旨:
- 低圧低酸素に12時間晒したラットの腎組織は、活性酸素種・マロンジアルデヒド・NF-κBが増大し、GPxとSODは減少して、酸化ストレスと炎症をもたらした。しかし、1時間前にケルセチンを投与すると、低圧低酸素における予防効果が見られた。ケルセチンが腎組織のNF-κBを低減した結果、TNF-α・IL-2・IL-6を減少する抗炎症作用に加え、細胞接着分子(ICAM-1・VCAM-1・E-およびP-セレクチン)の発現を上昇する腎保護効果も示した。