ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ヒト臍帯静脈内皮細胞の創傷治癒に及ぼすケルセチンの影響

The effects of Quercetin on wound healing in the human umbilical vein endothelial cells

要旨:
ヒト臍帯静脈内皮細胞にケルセチンを作用すると、生存率が改善した。ケルセチンは同細胞のチューブ形成・遊走・増殖を促進して、創傷に筋する破損を防止した。ケルセチンはまた、線維芽細胞増殖因子(FGF)および血管内皮細胞増殖因子(VEGF)の遺伝子発現を増大した。以上の結果は、ケルセチンが創傷治癒に有益であることを強く示唆した。