ケルセチンとパクリタキセルとの組合せが卵巣癌細胞に与える影響
The impact of quercetin and paclitaxel combination on ovarian cancer cells
- 出典:
- iScience
- 2024
- 27
- 110434
- DOI:
- 10.1016/j.isci.2024.110434
- 要旨:
- ケルセチンとパクリタキセルとの組合せは、ヒト由来卵巣癌細胞株SKOV3およびA2780にて、相乗的にアポトーシスを増強した。両細胞株の遊走と浸潤においても、組合せは単独作用に比べて顕著な阻害効果を示した。組合せはまた、それぞれの単独投与時と比べて顕著にSKOV3を移植したマウスの腫瘍組織の成長を抑制して、相乗効果を示した。相乗効果のメカニズムとして、ERBB2とBIRC5の下方調節とカスパーゼ-3の上方調節を提唱した。