ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンとレスベラトロールを含み、ナノ構造脂質をキャリアとするゲルを局所適用して皮膚癌を治療する

Topical nanostructured lipid carrier gel of quercetin and resveratrol: Formulation, optimization, in vitro and ex vivo study for the treatment of skin cancer

要旨:
ケルセチンとレスベラトロールを、ナノ構造脂質キャリアで封じ込めた。得られたナノ製剤の粒径は191 nmで、ゼータ電位は-10 mVであった。封入効率はケルセチンが92.85%、レスベラトロールが89.05%であった。ナノ製剤から皮膚への透過係数はケルセチンが7.21 × 10–2 cm/h、レスベラトロールが4.69 × 10–2 cm/hであった。ヒト由来外陰部上皮様癌細胞株A431に対するナノ製剤のIC50値は86.50 μMであり、従来のゲル製剤の123.64 μMを上回った。