ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

急性放射線症候群における、リポソームの組成物であるケルセチンによる放射線保護

Radioprotective activity of the liposomal composition of quercetin in acute radiation syndrome (experimental study)

要旨:
5.5もしくは7.0 Gyの放射線を全身照射して、急性放射線症候群のモデルラットとした。30日生存率は、5.5 Gyの照射で80%、7.0 Gyの照射で27%であった。照射30分前にケルセチンのリポソーム製剤を尾に静脈注射すると、30日生存率が90%と40%にそれぞれ上昇した。ケルセチンの前投与はまた、白血球減少症の発症を予防した。