ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

肺癌治療の有望な薬物としてのケルセチンとナノ製剤: 分子メカニズムに焦点を当てる

Quercetin and its nanoformulations as promising agents for lung cancer treatment: A focus on molecular mechanisms

要旨:
肺癌の治療効果をケルセチンだけに留まらず、ケルセチンの類縁体・代謝物・ナノ製剤にまで広げた総説。ケルセチンの抗癌作用を概説した後、動物実験およびin vitro実験の論文をケルセチン・ヒペロシド・ケルセチン配糖体・ラムネチン・イソラムネチン・ケルセチン-3-グルクロン酸抱合体・ケルセチン-3'-硫酸抱合体に章分けして、分子メカニズムを論ずる。ナノ製剤に関しては、ナノコンポジット・キトサンナノ粒子・PLGA-PEGナノ粒子・ナノミセル・ナノ乳濁液・ナノリポソーム・メソポーラスシリカナノ粒子を取上げる。