ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ナリンギンとルチンの抗酸化作用と、乳癌におけるDNAの酸化的損傷

Assessing the antioxidant properties of Naringin and Rutin and investigating their oxidative DNA damage effects in breast cancer

要旨:
10 μMの濃度でナリンギンとルチンは、乳癌細胞MDA-MB-231の生存率を減少したが、ヒト線維芽細胞2DD(正常細胞)の生存率は100%を維持して、選択毒性を示した。ナリンギンとルチンはまた、同じ濃度でMDA-MB-231のDNAに酸化的な損傷を与えたが、ヒト線維芽細胞の静止細胞のDNA損傷はMDA-MB-231と比べてはるかに少なかった。ナリンギンとルチンは強力なDPPHラジカル消去活性を示し、MDA-MB-231への細胞毒性と遺伝毒性は、抗酸化作用に基づくことを示唆した。