ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

メタボリックシンドロームにおいてケルセチンとクリシンの血管保護効果を媒介する、終末糖化産物の生成抑制と一般的なメカニズム

Antiglycation Activities and Common Mechanisms Mediating Vasculoprotective Effect of Quercetin and Chrysin in Metabolic Syndrome

要旨:
メタボリックシンドロームのモデルラットから取出した胸部大動脈を用いる、ケルセチンおよびクリシンの薬効評価。進行した血管収縮および損なわれた血管拡張機能を、両フラボノイドとも改善した。終末糖化産物の生成を抑制して血管保護効果を示したが、ケルセチンはラジカルの消去を担い、クリシンはL-NAME阻害剤で惹起した血管を拡張した。