ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

リポソームケルセチン: II型糖尿病における肝臓のインスリン抵抗性と炎症を抑える有望な戦略

Liposomal quercetin: A promising strategy to combat hepatic insulin resistance and inflammation in type 2 diabetes mellitus

著作名:
Sónia Rocha
M. Luísa Corvo
Marisa Freitas
Eduarda Fernandes
出典:
International Journal of Pharmaceutics
2024
661
124441
DOI:
10.1016/j.ijpharm.2024.124441
キーワード:
ケルセチン
リポソーム
HepG2
インスリン抵抗性
抗炎症作用
要旨:
確立した手法により、HepG2細胞を用いるインスリン抵抗性のモデルを作成した。すなわち、糖尿病における肝機能低下の細胞シミュレーションである。ケルセチンのリポソームを作用すると、93%の細胞取込み率を記録した。ケルセチンリポソームはNF-κB経路を阻害し、PGE2とCOX-2発現を低減して炎症を緩和した。ケルセチンリポソームはフリーのケルセチンと比べて顕著に、細胞内の活性酸素種を減少した。