COVID-19と併発する慢性冠症候群患者におけるケルセチンとトリメタジジンの有効性: 全身性炎症への影響
Efficiency of quercetin and trimetazidine in patients with COVID-19 and concomitant chronic coronary syndrome: Effect on systemic inflammation
- 出典:
- Bulletin of Problems Biology and Medicine
- 2024
- 173
- 274-280
- DOI:
- 10.29254/2077-4214-2024-2-173-274-280
- 要旨:
- COVID-19と慢性冠症候群を併発した患者を対象とする、ケルセチンとトリメタジジンとの組合せの治療効果を検証した臨床研究。被験者92名を、通常の治療のみ行う対照群31名、通常の治療に加えてケルセチン500 mgの静脈注射を追加する29名、通常の治療に加えてケルセチン注射とトリメタジジン80 mgの服用を追加する32名の3群に分けた。治療期間は7日間とした。組合せ群は他2群と比較して顕著に、全身性炎症反応指数(SIRI)と全身性炎症総合指数(AISI)が減少した(P<0.001)。