遺伝資源が異なるクコの化学組成のUPLC-MS/MSを用いた探索と、ケルセチンのin vitro抗炎症作用
Exploration of chemical compositions in different germplasm wolfberry using UPLC-MS/MS and evaluation of the in vitro anti-inflammatory activity of quercetin
- 出典:
- Frontiers in Pharmacology
- 2024
- 15
- 1426944
- DOI:
- 10.3389/fphar.2024.1426944
- 要旨:
- 3種類(赤・黒・黄)のクコの実には、アルカロイド・フェノール類・フラボノイド・脂質を中心とする1,104種類の成分が存在する。京都遺伝子ゲノム百科事典(Kyoto Encyclopedia of Genes and Genomes, KEGG)解析の結果、これらの組成物は主に二次代謝産物の生合成・ABC輸送・ガラクトース代謝経路に関与していた。代表的な成分であるケルセチンは、リポ多糖で刺激したヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVECs)にて、炎症サイトカインの発現を軽減した。