ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンに晒られたバッタ(Oedaleus asiaticus)の生存・成長・解毒酵素活性

The survival, growth, and detoxifying enzyme activities of grasshoppers Oedaleus asiaticus (Orthoptera: Acrididae) exposed to toxic rutin

著作名:
Yueyue Wang
Xunbing Huang
Babar Hussain Chang
Zehua Zhang
出典:
Applied Entomology and Zoology
2020
55
385–393
DOI:
10.1007/s13355-020-00694-7
キーワード:
バッタ
ルチン
殺虫活性
解毒酵素
動物実験
要旨:
植物の二次代謝産物にしばしば殺虫活性が見られることに着目して、バッタ(Oedaleus asiaticus)に与えるルチンの影響を検証した。ルチンはバッタの成長率と生存率を低下し、7日間におけるLD50値は763.7 mg/Lであった。ルチンはバッタに活性酸素種の上昇をもたらし、抗酸化酵素(SOD・カタラーゼ・ペルオキシダーゼ)および解毒酵素(チトクロームP450・UDP-糖転移酵素・カルボキシルエステラーゼ・GST)の活性を低下した。