ケルセチンとビタミンCは、男性アスリートの運動能力・筋損傷・体組成を改善するか?
Does quercetin and vitamin C improve exercise performance, muscle damage, and body composition in male athletes?
- 著作名:
- Gholamreza Askari
- Reza Ghiasvand
- Jahangir Karimian
- Awat Feizi
- Zamzam Paknahad
- Gholamreza Sharifirad
- Maryam Hajishafiei
- 出典:
- Journal of Research in Medical Sciences
- 2012
- 17
- 328-331
- DOI:
- ?
- 要旨:
- 男性アスリート60名を対象とする、ケルセチンとビタミンCの摂取が筋損傷・体組成・運動能力に与える影響を検証した、臨床研究。無作為化二重盲検で実施した。被験者を4群に分け、以下の介入を行った。1) ケルセチン500 mg/dayとビタミンC 200 mg/dayの摂取、2) ケルセチン500 mg/dayとプラセボ200 mg/dayの摂取、3) プラセボ500 mg/dayとビタミンC 200 mg/dayの摂取、4) プラセボ700 mg/dayの摂取。なお、各群の人数に記載はなく、摂取期間は8週間である。筋損傷の指標である血中のクレアチンキナーゼの濃度は、1)にてベースラインから顕著な減少が見られたが(P=0.045)、群間有意差には至らなかった(P=0.81)。体組成の指標である体脂肪率は、1)3)4)にてベースラインから顕著な減少が見られたが(P=0.018, 0.013, 0.043)、群間有意差には至らなかった(P=0.264)。一方、運動能力の指標である運動の持続時間は、全ての群にてベースラインからの変化を認めなかった。