表面精製した金-ケルセチンナノ複合体は真皮細胞の遊走を刺激し、創傷治癒に影響を及ぼす
Surface refined Au-Quercetin nanoconjugate stimulates dermal cell migration: possible implication in wound healing
- 著作名:
- H. Madhyastha
- S. Halder
- N. Queen Intan
- R. Madhyastha
- A. Mohanapriya
- R. Sudhakaran
- L. S. Sajitha
- K. Banerjee
- P. Bethasiwi
- H. Daima
- P. N. Navya
- M. Maruyama
- Y. Nakajima
- 出典:
- RSC Advances
- 2020
- 10
- 37683-37694
- DOI:
- 10.1039/D0RA06690G
- 要旨:
- ケルセチンを担持した金ナノ粒子は粒径が47 nmで、5 μg/Lの金と5.2±1.6 ng/mLのケルセチンを夫君でいる。ケルセチン-金ナノ粒子は皮膚線維芽細胞に無毒であり、ラジカル除去により活性酸素種を最大で63%減少した。人工的に損傷した皮膚線維芽細胞および角化細胞にて、ケルセチン-金ナノ粒子は細胞遊走を促進した。細胞遊走の速度は、ケルセチン-金ナノ粒子 > 対照 > フリーのケルセチン > 金ナノ粒子の順番であった。ケルセチン-金ナノ粒子はまた、TGFβ1の発現を上方調節し、SMADの発現は下方調節した。