ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

酵母またはキノコ由来のβ-グルカン粒子に担持したケルセチン: 調製・物性評価・抗酸化作用・抗癌作用

Preparation, characterization and antioxidant and anticancerous potential of Quercetin loaded β-glucan particles derived from mushroom and yeast

著作名:
Rashmi Trivedi
Tarun Kumar Upadhyay
出典:
Scientific Reports
2024
14
16047
DOI:
10.1038/s41598-024-66824-1
キーワード:
ケルセチン
β-グルカン
アルギン酸
塩化カルシウム
抗酸化作用
前立腺癌
PC-3
要旨:
酵母由来のβ-グルカンとキノコ由来のβ-グルカンをそれぞれに、ケルセチンを担持した。1) β-グルカンの細孔を密封しない、2) 細孔をアルギン酸で密封、3) 2)を塩化カルシウムで処置の3通りの調製法で、計6通りの製剤を調製した。抗酸化作用の増強には、2)のアルギン酸処置が有効であった。ヒト由来前立腺癌細胞株PC-3に対するIC50値は、キノコ由来の3)が45 μg/mLで最も強く、他の5種は94~200 μg/mLの範囲であった。