ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

模擬消化液の条件下でケルセチンを制御送達する、メイラード結合体の合成と封入化

Synthesis and evaluation of Maillard conjugates for encapsulation and controlled delivery of quercetin under simulated gastrointestinal tract conditions

要旨:
乳清蛋白質とマルトデキストリンとをMaillard反応に施し、得られた結合体をケルセチン送達用のキャリアとした。ケルセチンの封入効率は84.7~87.7%で、ケルセチンの含量は3.3 mg/gであった。消化管をシミュレーションしたin vitro実験の結果、口腔・胃・腸の各段階でケルセチンが持続的に放出されることを確認した。