ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

前立腺癌における、ナリンゲニンとケルセチンによるPIM-1キナーゼの治療標的化

Targeting prostate cancer via therapeutic targeting of PIM-1 kinase by Naringenin and Quercetin

要旨:
最近、PIM-1キナーゼが前立腺癌の治療標的として注目されている。100種類以上の天然物を分子ドッキングでバーチャルスクリーニングしたところ、ナリンゲニンとケルセチンが高い親和性を示し、結合エネルギーは−8.4および−8.1 kcal/molであった。予測どおり、両フラボノイドはPIM-1キナーゼに阻害活性を示し、IC50値は28.6および34.9 μMであった。ヒト由来前立腺癌細胞株LNCaPにおけるIC50値は、ナリンゲニンが17.5 μM、ケルセチンが8.88 μMであった。